MOËT LOVERS

MOËT LOVERS Vol.1
SHINYA TASAKI INTERVIEW

June, 2015

人生における重要な存在として、
いつもモエ・エ・シャンドンがそばにいた。

ーモエ・エ・シャンドンとの出会いとその時の思い出をお聞かせください

忘れもしない、フランス料理店でサービスの修業を始めた、40年も前のことになります。シャンパンと言っても今のようなドライな味わいのものではなく、甘口が主流でした。モエ・エ・シャンドンも然り。今のように毎日飲まれるようなシャンパンライフもなくて、あくまでシーズンものという印象で、クリスマスの時期などに集中して注文が入っていましたね。しかも開け方もままならず、ポンポン音を立ててこわごわ抜栓していたように記憶しています。それがこの40年でここまでシャンパンを飲む方が増えて、当時は店のメニューに2種類ほどしかなかったシャンパンが、モエ・エ・シャンドンだけでも4種類はある。時代の流れを感じます。

初めてのフランス料理店でサービスしたシャンパンも
モエ・エ・シャンドンでした。

ーその出会いから20年後、モエ・エ・シャンドンとの新たな思い出も生まれました

私が「世界ソムリエコンクール」の最終選考に残った1995年大会のことです。課題は世界中の料理7品のフルコースに4本のワインを合わせる、ワインは30分前に渡された1,000種類をなるべく記憶しその中から選ぶ、というものでした。実際審査が始まり、最終的には「すべての料理に合うと思うワインを1本」ということになりました。

ワインリストの中にモエ・エ・シャンドンのヴィンテージ ロゼがあったことは覚えていたので、メインディッシュのヤマウズラ、さらにはデザートまでマッチングさせるのであれば、スパイシーな味わいのこのロゼ・シャンパンがふさわしいと思いサービスいたしました。結果、優勝したのですが、人生における重要な存在としていつもモエ・エ・シャンドンがそばにいた、という印象ですね。初めてのフランス料理店でサービスしたシャンパンもモエ・エ・シャンドンでしたし。

コンセプトがしっかりと感じられるモエ アンペリアルは、
どのようなシチュエーションでも美味しさを感じられます。

ーモエ アンペリアルから感じる美味しさを紐解いてくださいますか

ノン・ヴィンテージ・シャンパンとしてモエ・エ・シャンドンのコンセプトをしっかり感じることができる、フラッグシップにもなっているシャンパンですね。3つのブドウをアッサンブラージュしていることからくる複雑味、これは本当にシャンパンの魅力になっていると思います。口に含んだ瞬間のフレッシュ感、そしてしなやかに流れるエレガンスの泡立ち。グラスに注ぐとわかるのですが、非常にキメの細かい泡が途切れることなく立ち昇ります。しかもどのようなシチュエーションにもマッチするバランスのよさがある。アぺリティフのタイミングはもちろん、朝食でも爽やかな味わいを、ランチではエッセンスのきいたイメージを、ディナーでのフードマッチング、デザートでのリラックス感。モエ アンペリアルがあることでどのようなシーンも一層輝きを増すと思いますね。

  • PROFILE

    田崎真也 Shinya Tasaki

    1958年東京生まれ。1977年渡仏、数々のレストランでソムリエとしての修行を重ね、1980年に帰国。1995年に第8回世界最優秀ソムリエコンクールで日本人として初めて優勝。2010年の国際ソムリエ協会会長就任、2011年の黄綬褒章受章をはじめ、国内外の受賞歴多数。ほか「田崎真也ワインサロン」を主宰、ワインとともに料理を楽しむレストランのプロデュースなど、多岐に渡りワインの振興に努めている。

    http://www.tasaki-shinya.com/