MOËT LOVERS

MOËT LOVERS Vol.3
Eriko Nakamura INTERVIEW

NOVEMBER, 2015

家族のように共に時を刻んできた
モエ・エ・シャンドン

ーシャンパンとの出会いを聞かせてください

1996年だったと思うんですが、あるシャンパンのイベントで司会をさせていただいたんです。実は当時お酒は一滴も飲めなかったんですけど、そのときに「シャンパンという響きは素敵だし、飲めるようになったらいいな」と感じて、少しずつたしなむようになっていきました。その後、結婚を機にパリに移住、生活をするようになると、どなたの家に伺っても必ず冷蔵庫にシャンパンがある。フランスではより日常的なお酒で、週末の夕方などに「ちょっと遊びに来ない?」と誘われて友人の家にお邪魔するときなど、子どもが一緒でも「お茶? お水? それともシャンパン?」と普通に勧められますし、私自身は、子どもたちが寝ついた後に一息かたがた飲んだりも。仕事で原稿に向き合うときもシャンパンが傍らにあると、その高揚感が文章にも表れてくる気がします。

一番の思い出は結婚パーティ
人生の節目に開けたい忘れ得ぬシャンパン

ーモエ・エ・シャンドンにはどんな思い出がありますか

2001年に南仏のアンティーブという街の海沿いのレストランで行った結婚パーティが思い出されます。その頃にはすっかりシャンパンの虜になっていたこともありますが(笑)、ゲストの方々にモエ・エ・シャンドンをふるまわせていただいたのと、それとは別にナビュコドノゾール(※通常サイズの750mlボトル20本分、15,000mlサイズの特大ボトルの名称)のモエ・エ・シャンドンを用意して、ボトルにメッセージを書いてもらいました。実は2011年に、同じ店で、結婚式にいらしてもらった方々をお招きして10周年のパーティをしたんですが、そのときに開けようと思っていたものの、いざとなったらもったいない気分になってしまって、まだ寝かせています…。ここまできたら結婚20周年か、だいぶ先にはなってしまいますが、今11歳の長女の結婚式に開けるのもいいかなと。贅沢な悩みですね。

我が家のディナー会は
食中から食後までずっとシャンパン!

ーフランスならではのシャンパンの楽しみ方とは

フランスには“アペロ”と呼ばれるアペリティフタイムがあって、例えばホームパーティでもすぐテーブルに座って…でなく、その前に長いと1時間ほど、簡単なおつまみとシャンパンなどを片手に、お喋りを楽しむんです。本来はお腹に軽食とアルコールを入れることで食欲を促進させるための習慣でもあって、食事ではなく「アペロをしよう」という誘い文句も存在します。ちなみに、我が家の食事会はいつも最後までシャンパンで通していて、ワインは登場しません! “シャンパンはこういうもの”という考えにとらわれず、自分の好きな飲み方で楽しむことでリラックスできる。日曜日のランチなどは子どもたちがテーブルセッティングをしてくれるんですが、「シャンパンはママを元気にしてくれる飲み物」と思っているようで、率先してフリュートグラスをセットしてくれたりもします。

女性をグラマラスに見せる
魅惑的なロゼ アンペリアル

ー今日味わった「ロゼ アンぺリアル」の印象は

食事と合わせても負けない強さとコクがありますね。何よりロゼ・シャンパンというのはシャンパンの中でも特別な存在。女性なら泡が立ったロゼ色のグラスをもつだけで、顔立ちも印象も華やかに色っぽく見えますよね。カフェでも、ピクニックでも、アペロでも、パーティでも、「ロゼ・シャンパンを飲もう」となると、女性はみんなお喋りの声がワントーン高くなる! 元気になるだけでなく、なんとなく気持ちがときめいて、心が躍る。その力はシャンパンの中でも別格で、偉大だと思います。

  • PROFILE

    中村江里子 Eriko Nakamura

    1969年生まれ。フジテレビのアナウンサーを経て、フリー・アナウンサーとなる。2001年に化粧品会社を経営するシャルル・エドワール・バルト氏と結婚。生活の拠点をパリに移す。現在は3人の子どもの母親として、パリと東京を往復しながら、テレビや雑誌、執筆、講演会などで幅広く活躍中。著書も多数。

    http://ameblo.jp/nakamura-eriko/